皆様こんにちは。気がつけば2か月もブログをご無沙汰しており、年末を迎えようとしている今日この頃。今年は暖かい冬のせいか、なぜか年末感があまり感じられないような気がします。とはいえ、着実に時は進んでおり、2023年とももうじきお別れです。
まずは溜まっていた、作品集をどーんとお届けいたします。実は、これを楽しみにブログを見てくださっている方いらっしゃり・・・更新が滞り申し訳ございませんでした。
11月のカレンダー『ミノムシと紅葉』
皆様こんにちは。気がつけば2か月もブログをご無沙汰しており、年末を迎えようとしている今日この頃。今年は暖かい冬のせいか、なぜか年末感があまり感じられないような気がします。とはいえ、着実に時は進んでおり、2023年とももうじきお別れです。
まずは溜まっていた、作品集をどーんとお届けいたします。実は、これを楽しみにブログを見てくださっている方いらっしゃり・・・更新が滞り申し訳ございませんでした。
11月のカレンダー『ミノムシと紅葉』
皆様こんにちは。
気が付けば10月も折り返し地点を過ぎ、晩秋から初冬へ向かってと少しずつ歩みを進めようとしています。朝晩の気温差が日ごとに大きくなって、吹く風に秋を感じる今日この頃ですが、風邪などひかれていませんか?
今月の創作をご紹介します。
カレンダーはクレヨンと絵の具を使った弾き絵でハロウィンのお化けを作ってみました。曜日や10月の文字はジャックオランタンの形の画用紙に、色とりどりのお花紙団子を貼り付けているのですが、実はこれご利用者様のアイデアなんですよ。
3階のフロアでは、創作をする時あえて細かい部分の設定をせずご利用者様に「ゆだねる」ことを行ったりしてます。また、なんとなくの方向性は考えていてもその日の雰囲気を見ながら「この部分はどうする?」と投げかけ、皆さんからアイデアが出てくるのを待ったりします。アイデアが出るのが難しそうな場合は、少~しだけヒントとなる事柄を提示すると、次第に会話が弾みだし、ご利用者様同士で、あーでもないこーでもない、と楽しそうに試行錯誤しながら作品が出来上がっていくのです。こうした一見何気ない取り組みもまた大切なリハビリの一つであり、認知機能の活性化につながっています。
今、2階と3階のオレンジのフロアは、ブドウ、コスモス、栗とどんぐり、とんぼにキノコと秋一色に染まっています。ご利用者様にも作品を見ることで少しでも今の季節感を味わっていただけるといいなと思っています。
皆様こんにちは。9月を目の前に暦の上では秋ですが、まだまだ厳しい暑さが続いていますね。
先日、図書館に行ったら、児童書コーナーの片隅に木製の『紙芝居の枠』を発見。「うわ~、素敵!これは紙芝居レクをやるしかない✨」とひらめき、さっそく中身の紙芝居と共に借りてきました。
さて、紙芝居と言えば、水飴やソースせんべいなどの駄菓子が欠かせません。本当は上野か日暮里辺りへ駄菓子を仕入れに行きたいところですが、突然の思い付きだったので、近くのスーパーで駄菓子を仕入れ、デイケアにあるおもちゃのお金(初詣で毎年使ってます)を準備したらいざ、紙芝居レクのはじまりはじまり~。
今回は夏と言うことで、少しでも皆さんに涼しい気持ちを味わっていただこうと、紙芝居はお化けや妖怪関連の物を選んでみました。
まずは皆さんにお金を100円ずつお渡して、「後ほど駄菓子を買いましょう」とお知らせしました。プラスチックで出来たおもちゃの小銭ですが、お金をもらえると皆さんの表情が緩みます。拍子木で始まりの合図をしたかったのですが、手に入らなかったので、YouTubeから拍子木の効果音を流して(便利ですね~)読み始めます。朗読ド素人スタッフの拙い朗読ですが、読みながら皆さんのお顔を見ると、子どもの頃に戻ったみたいに目をキラキラ輝かせて、紙芝居に注目されています。
反応が思わしくなかったら、1つだけにしようかなと思っていたのですが、皆さんが集中している様子を見て、恐る恐る「もう1つ読む?」と尋ねてみると、「は~い」の返答。追加で2つ目のお話も披露しました。
紙芝居の後は、駄菓子屋タイム。お一人ずつ前に出てきて、100円をスタッフに渡したら、10円40円50円の箱から一つずつ好きなお菓子を選んでいただきました。ちなみに今回の駄菓子は、うまい棒、麦チョコ、たまごぼうろ、クッピーラムネなど(皆さんが選び終わってから写真を撮ったので、箱の中身は寂しい感じですが)。私たち世代には懐かしの駄菓子たちですが、もしかしたら、ご利用者様世代にはちょっと若かったかも。けれども、皆さん、楽しそうに選んで、召し上がっていました。
召し上がりながらおしゃべりをしたり、お菓子の感想を言いあったり。中でも印象に残ったのが
「いいわぁ、このチープな味がなんとも言えないのよ~」
というお言葉。大人になって食べる駄菓子の『懐かしおいしい感じ』をニコニコしながらお話しされていました。
なかなかに好評だったこのプログラム、またやってみようかなと思いました。
その時までに、朗読のスキルを磨いておきます!
皆さんの思い出の駄菓子は何ですか?
皆様こんにちは。
しっとりとした梅雨らしさを感じることがほとんどないままに梅雨が明け、一気に激しい暑さがやってきましたね。天気予報で最高気温の『37、38、39(⁈)』という数字を目にするだけでもげんなりとするような毎日ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
今日は、「高齢期を心身ともに『お達者』に過ごすには」というお話をしようかなと思います。
先日、会社を定年退職したその後の人生を充実させるには『きょういく』と『きょうよう』が大切である、という記事を読みました。教育?教養?何を今更堅苦しい、そんなこと到底自分にはお呼びでない、と思いませんでしたか?
実はこれ、「教育と教養」ではないのです。では一体何を指しているのでしょう?
きょういく→今日、行く所(きょういくところ)
きょうよう→今日、する用事(きょうするようじ)
のことなのです。
シニア世代を迎えると、社会的には会社を定年退職したり、家庭では子供が巣立って夫婦二人や一人暮らしの生活になったり、といった生活環境の変化が起こります。毎日決まってすること、しなければならないことがなくなると、曜日や時間の感覚が自然と薄れてしまいます(シニア世代でなくても、GWや年末年始などの連休明けには、私も脳内カレンダーがずれてしまいます)。
また、外出する機会が少なくなることで、社会や人との関わりが減り、何となく気持ちが塞いでしまったり、身だしなみに対する気配りも怠りがちになってしまいますよね。そのため、「今日行く所」や「今日する用事」があること、それらを行うことが生活のメリハリと活性化のために大切であるというわけなのです。
これらは認知症や老年期の精神疾患のケアにも相通ずるものがあります。
★規則正しい生活を送ること(生活リズムを保つ)
★趣味余暇活動を持つこと(楽しみ・愉しみ)
★人との関わり(他者交流)
★適度に体を動かすこと(体力の維持)
主治医の診察や薬物での治療と並行してこれらの活動を行っていくことが、治療を進めていく上でとても重要になってきます。
しかしながら、ご家族様にとってはご自分の生活を送りながら認知症のご家族のケアをするだけでも大変なのに、そんな細かいことにまで気を配っていられない、と思いますよね。そういった時に、ご利用いただきたいのが、デイケアです。
決まった曜日や時間に決まった場所(デイケア)へ行き、顔なじみの方々やスタッフとのおしゃべり、創作活動で手先を使い、レクリエーションでゲームや歌を楽しみ、みんなで体操をして、栄養バランスの整ったお食事やおやつを食べて・・・とデイケアでの生活は上に挙げた活動が網羅されています。
とはいえ、通ったことのない場所へいきなり通うのは勇気がいりますよね。
デイケアには、お家にいるような小規模でアットホームな施設から、1日100人以上の方が参加されるような大きな施設までさまざまな種類があります。実際に通われる方の、性格や雰囲気に合った施設を見つけることが、通所が長続きするポイントになると思います。
ご本人様の心身が活性化し健やかに日々を送ること、それがご本人様のみならずご家族様の穏やかな暮らしにもつながっていくのではないでしょうか。
当院では、デイケアご利用の前に、施設を見学することも出来ますので、ぜひ一度雰囲気を感じに来てください。
最後に先月と今月の創作の作品をご覧下さい。
皆様こんにちは。
季節を飛び越えて真夏のような暑い日があったかと思えば、急降下して3月の気温に戻ったりと目まぐるしいお天気の変化で、体調が追いついていかないですよね。ここ1,2か月曇りや雨になることが多い土曜日ですが、先週の土曜日に素敵な出来事があったので、ご報告いたします。
キウイ(リワークデイケア)の皆さんが開催した『アフタヌーンティー』にお招きにあずかりました。
ウエイターさんに誘導され、お席へと移動したのですが、窓から見える埼玉スタジアムに感激するなど、皆さんの表情や言葉からウキウキした様子がこちらにも伝わってきて、嬉しくなりました。
着席すると、まずはウエルカムドリンクの『ローズ・コーディアルのスパークリング』が提供されました。「きれいだね~」「おいしいね~」としゅわしゅわした薔薇の香りの飲み物を楽しみました。
ドリンクの後は、3段トレーのスイーツが目の前に登場。ウエイターさんが丁寧に一つ一つのお菓子に付いて説明してくださったのち、ひとりずつのお皿にサーブされました。「食べるのがもったいないね~」と言いながらも、皆さんパクパクと完食。素敵なメニューの数々は、メニュー表やお写真をご参照ください。ちなみに、一番上の段のバラの花はあんこでできているんですよ。
フロアに戻ってからも、皆さん余韻を楽しまれ、スタッフが通るたびに「良かったよ」「楽しかった」と感想をお話ししてくださいました。
オレンジでは苔玉づくりや、クリスマスコンサートなど折に触れキウイのメンバーさんとの交流も行っています。一つ屋根の下で日々を過ごしているオレンジとキウイ、時々こうしたイベントを行うことでお互いの理解と交流のきっかけになるといいなと思っています。
皆さんが最近おいしいなと思ったスイーツは何ですか?
皆様こんにちは。長らく更新を滞らせてしまいましたが、オレンジはスタッフもご利用者様もそれぞれが皆元気に春を迎えております。
まずは、たまった創作の作品をドドーンと一気にご紹介。
皆様こんにちは。
あっという間にクリスマスから年末年始を通り越し、仕事始めを迎えたと思ったら、明日からはなんと2月!!最強寒波の襲来により、日本の各所で影響が出ていますが、寒さで体調を崩されていませんか?
今日は、先日行った調理プログラムの様子をお知らせします。バタバタしていたので写真を撮ることをすっかり忘れており、文章だけのご報告となりますが、お付き合いくださいませ。
1月12日、調理プログラムを行いました。
今回作ったのは、『おかき』と『ホットココア』です。ちょうど鏡開きの後で、手元に鏡餅がたくさんあったので何か行事にちなんだものを作りたいなぁと考えました。さすがにお汁粉やぜんざいはリスクが高いので、何かないかなとあれこれ探していたところ、〝レンジでできるおかき”なるものを発見。これならばオレンジのフロアでも出来ると思い、早速試作を行いました。作り方はごくごくシンプル。小さく切ったお餅をオーブンシートに載せてレンジにかけるだけ。ふわっと膨らんでサクサクになったら、お醤油を刷毛で塗って出来上がり。お味見をした方の反応も概ね良好だったので、いざ本番実行。
逆にココアは粉を炒って香りを出すところから始めるという本格的な作り方で作りました。
ここで、なぜ高齢者にわざわざ固くて食べ辛いおかきをだすの?という疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
高齢者だから歯が悪い、入れ歯をしている→ゆえに固い食べ物はNG!と、十把ひとからげに決めてしまうのはナンセンスかなと思うのです。おじいちゃんやおばあちゃんが「固い固い」と言いながら、草加せんべいや雷おこしを食べているのをご覧になったことはないでしょうか?そしてそんな固いせんべいをしゃぶりながら柔らかくしたり、お茶に浸してふやかして、むしろその固さや味を楽しみながら食べていましたよね。もちろん咀嚼や嚥下状態の程度にもよりますが、(安全面での配慮を十二分に行ったうえで)時にはあえて固さを楽しむ食べ物を提供するのもアリなのではないかと考えます。
で、今回のおかきはどうだったかというと・・・結果、賛否両論ございましたが、おいしいの声多数。中でも印象的だったのは、いつものお昼のお弁当には辛口の評価をすることの多いご利用者様が「おいしい、おいしい」とおかきをほおばっていたことです!
固いものは苦手な方への配慮として、ココアを一緒に作りました。こちらは丁寧に作ったので、味も香りも本格派。皆さん笑顔で飲まれていました。
「高齢者だから、○○だろう」という固定観念にとらわれるのではなく、時には少しだけ冒険してみると、思いもよらなかった反応が得られることもありますよね。また一つ、皆さんの新たな一面を見ることが出来ました。
最後に今月の創作をどうぞ。新年らしい縁起物がたくさん作られました。