皆様こんにちは。
あっという間にクリスマスから年末年始を通り越し、仕事始めを迎えたと思ったら、明日からはなんと2月!!最強寒波の襲来により、日本の各所で影響が出ていますが、寒さで体調を崩されていませんか?
今日は、先日行った調理プログラムの様子をお知らせします。バタバタしていたので写真を撮ることをすっかり忘れており、文章だけのご報告となりますが、お付き合いくださいませ。
1月12日、調理プログラムを行いました。
今回作ったのは、『おかき』と『ホットココア』です。ちょうど鏡開きの後で、手元に鏡餅がたくさんあったので何か行事にちなんだものを作りたいなぁと考えました。さすがにお汁粉やぜんざいはリスクが高いので、何かないかなとあれこれ探していたところ、〝レンジでできるおかき”なるものを発見。これならばオレンジのフロアでも出来ると思い、早速試作を行いました。作り方はごくごくシンプル。小さく切ったお餅をオーブンシートに載せてレンジにかけるだけ。ふわっと膨らんでサクサクになったら、お醤油を刷毛で塗って出来上がり。お味見をした方の反応も概ね良好だったので、いざ本番実行。
逆にココアは粉を炒って香りを出すところから始めるという本格的な作り方で作りました。
ここで、なぜ高齢者にわざわざ固くて食べ辛いおかきをだすの?という疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
高齢者だから歯が悪い、入れ歯をしている→ゆえに固い食べ物はNG!と、十把ひとからげに決めてしまうのはナンセンスかなと思うのです。おじいちゃんやおばあちゃんが「固い固い」と言いながら、草加せんべいや雷おこしを食べているのをご覧になったことはないでしょうか?そしてそんな固いせんべいをしゃぶりながら柔らかくしたり、お茶に浸してふやかして、むしろその固さや味を楽しみながら食べていましたよね。もちろん咀嚼や嚥下状態の程度にもよりますが、(安全面での配慮を十二分に行ったうえで)時にはあえて固さを楽しむ食べ物を提供するのもアリなのではないかと考えます。
で、今回のおかきはどうだったかというと・・・結果、賛否両論ございましたが、おいしいの声多数。中でも印象的だったのは、いつものお昼のお弁当には辛口の評価をすることの多いご利用者様が「おいしい、おいしい」とおかきをほおばっていたことです!
固いものは苦手な方への配慮として、ココアを一緒に作りました。こちらは丁寧に作ったので、味も香りも本格派。皆さん笑顔で飲まれていました。
「高齢者だから、○○だろう」という固定観念にとらわれるのではなく、時には少しだけ冒険してみると、思いもよらなかった反応が得られることもありますよね。また一つ、皆さんの新たな一面を見ることが出来ました。
最後に今月の創作をどうぞ。新年らしい縁起物がたくさん作られました。